視線で展開するマルセイユタロット

Tarot de Marseille
~マルセイユタロットでのスプレッド~

マルセイユタロットはいくつかバージョンがありますが、
あんとす堂では、1760年のコンヴェル版の復元に努めた
イシス版を使用しています。

このタロットの定義は「魂の成長のための道具」。

そのため、その定義に則ったテーマで最大限力を発揮します。

つまり、その方にとって真摯な問いであればあるほど、
マルセイユタロットは魂の底からのメッセージを映し出してくれます。

タロットをはじめるときには、
大アルカナ22枚を曼荼羅状に配置して”聖別”します。

そして、 これから訊ねる内容を
”カードに聞いてもらってから”展開をはじめます。

これが、このマルセイユタロットならではの

”開始のセレモニー”です。

次に、現在、過去、未来・・・と3枚カードを配置しますが、
逆位置のカードには、対策カードを、
そして カードに描かれた人物の目線にも注目して、
さらにカードを並べます。

カードにはすべて番号が振られており、
この数字を計算して、さらに「大きなメッセージ」のカードを出します。

この大きなメッセージで、大局的な視点を得ることができます。

マルセイユタロットにはすべてのカードの絵柄に
隠された教え(秘儀)が込められており、
1枚、1枚の意味がとても重厚です。

One point

魂の成長のための・・・なんて聞くと、
いかにも厳しい真面目な答えが返ってきそうなイメージですが、

「自信を持って!」
「もっと甘えましょう!だらけましょう」

 などなど、意外にも(?)、肩の力が抜けるような、
おおらかで優しい愛情のこもったメッセージやアドバイスを
してくれることの方が多いのです。

それは、魂が、状態の過剰や不足を”中庸”にするのを
よしとしているからかもしれません。

つまり、自分に厳しすぎたり、真面目すぎる人には、
そのことがその問題を長引かせたり、悪化させたりしている場合、
それを中和する意図があってのことなのかもしれません。

そこまで見通しての深いレベルからのメッセージだったりします。

表面的なアドバイスというより、もっとスピリチャリティに基づいた
愛情深いスタンスのタロットだなあと個人的に感じています。



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