流動をゆるす、なんとなくを尊重する


あんとす堂のナワ・プラサード書店さんでの開催日を

毎月固定にしようかな、と考えてやってみたのですが、

あ!と感じ入ったことがありました。

毎月10、20、30ってどうかなって思ったのですが

やってみて感じたのは

自分の感覚が思考停止的になる感覚で、

結果、どうにも流れが滞る。

ああ、行きたかった用事とバッティング!!!

ああ、この週だけ仕事がスニッカーズみたいにギチギチに!

とか。

心理的にも物理的にも、流れがちょっと違う感じになる。


もしかしたら、これもたまたまかもしれませんが。




けれども、

5年くらいずっとなんとなくで開催日を決めていて

その方が、

ほほう、なるほど!だからこの日だったのか!

とパズルのピースがぴたっとはまる感じになって

流れがスムーズに感じるんですね。



FESというフラワーエッセンスブランドの本拠地、

テラフローラにいったときに

プロデューサーのリチャードさんが

お庭の水の噴水を見せながら水のエレメントについて

説明してくれたことを思い出しました。

 
「この噴水は、水の流れや動きが

いちばん水のエレメントの本質に合ったものとなるように設計しました。

水のエレメントの本質は変化してゆくこと。曲線。

だから、水道管でまっすぐに水を流すというのは、

水の本質を押し殺すようなものです。

この噴水の水の動きが躍動するダンサーの動きなら、

水道管の水の動きは、兵隊の行進。それほどの違いがあります。」



iPhoneでこの噴水の水の様子の動画も撮ったので

ほんとうはここに載せたいのですが載せ方がわからなくて残念。

たえず曲線を描きながら流れゆく水の姿はじつに優美でした。

 


水のエレメントは

タロットではインスピレーションなども表します。

杯のシンボルで表されており、

それは、「受け取るもの」である性質もあらわします。




現代では

物事が固定していた方が助かることもありますが。
(たとえば電車のダイヤなど)

なんとなくを尊重するって

現代ではなかなか勇気のいることかもしれません。


  
なんとなくを尊重して結果オーライなこと、で思い出すのが

河合隼雄さんが宇宙飛行士の方と話して印象的だったという、

宇宙生活での健康管理の方法のお話です。

200日以上も宇宙に滞在していたのだから

どれだけ「規則正しい生活」をしたのだろうと思っていたら

実際には「体の声に従って」

トレーニングも睡眠も「不規則」で

結果、それがよかったという話。

(どの本だったかな、とネットで探したら
抜粋を載せてくださっている方がいるのでリンクを載せます
http://members.jcom.home.ne.jp/matumoto-t/kawai35.html





もうひとつ、

なんとなくを徹底して尊重している方として思い出すのが

ムカイ林檎店の片山玲一郎さん。

ジャズミュージシャンであり、

リンゴの行商をされている方なのですが、

この方の半生や、リンゴの売り方を

「スペクテイター Vol.36 コペ転」で読んで圧倒されました。



一日の流れ、リンゴをどのくらい、どこで、どうやって売るか

毎日完全にフィーリング。そして結果オーライ。
リンゴ売りだけで
奥さんと子供4人を養ってらっしゃる・・・

くわしくはぜひスペクテイター誌を読んでみていただきたいのですが

ナワ・プラサード書店で絶賛発売中)


そうそう、この感じ!というエピソードが満載なのです。


ちょっと凄みがあるのは

この片山さんは、

自分の本質からずれたことをすると
すぐに死がそばまでやってくる

という体験をしていらっしゃること。

首のリンパ腺が腫れ、悪性リンパ腫で
突然余命90日と言い渡された15歳だった片山さんは

入院生活中に漢字の成り立ちに猛烈に惹かれて

漢字検定の試験勉強に病床で無我夢中になっているうちに

すっかり癌細胞が消えて回復。



 ”つまり、いま自分が生かされているのは、

まだやりたいことや伝えたいことがあるからであって、

そこから少しでもズレたほうへ行ってしまうと

途端に死が近づいてくる、と考えるようになった。”

”「これからは常に自分の本音が試されるような生き方をしていこう」”

 (スペクテイター Vol 36 コペ転 P49より)




このエピソード、

フラワーレメディの開発者、

エドワード・バッチ博士の体験にも通じるものがあるなあと思います。

(バッチ博士も余命わずかと言い渡されて、余命期間に研究に没頭して奇跡的な回復)




自分の本質やほんとうの役割、使命。

そこに正直になる、体現してゆく、

思ったこと、言ってること、やってることが一致する生き方。


それは時に大きな勇気がいるかもしれないし
自分やまわりに変化をもたらすかもしれない。

でも大切なのは

どうにもならないくらいの大きな清算や浄化を要するほどまで

そのままにしておくよりも

日々のこまめな微調整、フィーリングを大切に生きること。

流動をゆるすこと、なんとなくを打ち消さないこと。

あ、これでいいんだ!

という、ちいさな体験を力にしてゆくこと。

そのための道具は

自分の体の声、五感、整体やタロットやフラワーレメディや・・・

ほんとうに今、いろいろなものが揃っていて

それこそ、自分になんとなく合ってるなってものを試すのもよし。

自分の自由としあわせを

心から応援してくれる人、祝福を願う人もたくさんいる。

幻やコントロールには違和感を感じるようになるとも思う。

今、そしてこれからきっとますます、

そうした出会いが本当の実を結んでゆくだろうと感じます。

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